
ピアノやギターなどの楽器を演奏していると必ず出てくるのが、『ドレミファソラシド』という音階。学校の音楽の授業でも習いましたよね。
ふと考えてみると、この『ドレミファソラシド』ってあたりまえに日本語だと思ってませんか?「ドはドーナツのド♪」なんていう「ドレミの歌」だってあるし、日本語だと言われても違和感ありませんよね。ただ同時に、日本語には『いろは歌』という物があります。
今回は、『ドレミファソラシド』は何語なのかをご紹介します。
ドレミファソラシドはイタリア語
結論から言うと、『ドレミファソラシド』はイタリア語です。
音楽の歴史は古く、最初の楽器は打楽器だったと推測する事ができます。楽器店に行くと、アフリカで使われている打楽器などをよく目にしませんか?
今の様に、メロディーやハーモニーのはじまりは、6世紀のヨーロッパの「中世音楽」でそれが15世紀になると「ルネサンス音楽」になり、声楽が「クラシック音楽」のルーツになりました。だから、基本はヨーロッパにあり、その中でも中心的だったイタリア語が使われています。
今でも音楽の基礎や音楽用語の基本はイタリア語となっています。
ドレミファソラシドは日本語ではなんという?
冒頭にも書いた通り、日本語には『いろは歌』という物があります。

いろは歌とは、仮名を重複させず使って作られた47文字の詩です。これを「ドレミファソラシド」にあてはめて、日本語では「ハニホヘトイロハ」と呼ばれています。ハ長調や、イ短調などと言ったように、使われます。
明治時代に学校教育に西洋音楽が入ってきた時に、初めて聞く「ドレミ」ではとっつきにくいだろうと考えられ、「いろは歌」の冒頭の7文字が充てられたという事です。戦時中には、「ドレミ」を禁じられていた期間もあったそうです。
ドレミファソラシドは英語ではなんという?

英語では、『ドレミファソラシド』は「CDEFGABC」と呼びます。ピアノやギターをやっていると、譜面にアルファベットがならんでいますよね。これは、コードと呼ばれる和音を表したものになります。
なぜCから始まっているのかというと、昔は音楽の基準が「ラ」の音だったからなんだとか。だから、英語でも「ラ」が「A」になっています。日本語では「イ」の音です。
ポピュラー音楽をやるには、英語でコードネームを覚える事が必須となっていますね。
ドレミファソラシドを楽譜で表すと?

『ドレミファソラシド』を楽譜で表すと、このようになります。
ピアノでは、上を右手、下を左手で弾きます。88鍵盤あるピアノの真ん中の「ド」は、上の右手で弾く一番最初の「ド」です。
新しい曲を練習する為には、楽譜が読めるに越したことはないので、是非簡単にでいいので覚えてみて下さいね。
ドレミファソラシドは何語?まとめ
『ドレミファソラシド』はイタリア語ということでした。曲によっては日本語で書いてあったり、英語で書いてあったりするので、覚えておくと便利です。
是非、この記事を参考にしてください。
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